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2007.07/10(Tue)

必見の映像美●スキャナー・ダークリー

幻覚と現実の狭間で苦悩した、本人にしか感じられない苦悩を、
疑似体験できる映像美。

ScannerDarkly01.jpg
『A Scanner Darkly』

『スキャナー・ダークリー』 ウィキペディア(Wikipedia)

舞台は「今から7年後」の、「物質D」とよばれるドラッグの蔓延が社会問題化したロサンジェルス。
政府が有効な対策を見いだせない中、
ニューパス社による中毒患者の矯正だけが効果を上げていたが、
その裏でニューパスの矯正施設とドラッグディーラーとの関係もささやかれていた。

麻薬捜査官のフレッド(リーブス)はおとり捜査のために、
ボブ・アークターと名前を変えてドラッグ常用者たちと共同生活を営んでいたが、
仲間の一人バリス(ダウニー)がアークターを密告しにきたのをきっかけに、
捜査官として自分や仲間を監視することになる。

仲間との付き合いからドラッグに溺れていくフレッドは、
やがてドラッグの副作用に侵され自分を見失っていく。

【More・・・】

SFの名手、フリップ・K・ディックの原作、『暗闇のスキャナー』の映画化です。
フリップ・K・ディックは、他にも『ブレードランナー』や、

BladeRunner01.jpg
『Blade Runner』

『マイノリティ・リポート』の原作も書いています。

MinorityReport01.jpg
『Minority Report』

フリップ・K・ディックは、本物と偽者の交錯を作品のモチーフとして良く使いますが、
これはフリップ・K・ディック自身が、アメリカの赤狩り時代に、
左翼思想者として迫害を受け、薬物に依存していった影響でもあるように思います。

『スキャナー・ダークリー』の主人公は、何が現実なのか解らなくなっていきますが、
フリップ・K・ディック自身も、実際に自分が留守の間、
政府の赤狩りに部屋を荒らされていた実体験があります。

ドラックの影響で妄想しているのか、実際に荒らされているのか。
赤狩りの迫害を受け、仕事が無くなり、明日の生活の不安を打ち消すようにドラックに溺れ、
親しい友人はドラック中毒になって命を落とし、フリップ・K・ディック自身も、
結局、薬物が原因で亡くなっています。

現代風に直したと思われる箇所もありましたが、作品の内容については賛否両論であっても、
フリップ・K・ディック原作の映像化としては、最高の出来だと思います。

なぜなら、最初は眼を見張る映像美も、映画終了時には、若干、慣れてしまい、
奇妙な映像に慣れるという事は、ドラックに溺れ、現実と幻覚の区別が付かなくなった、
主人公フレッドや、フリップ・K・ディックと同じだからです。

キアヌ・リーヴスは、『コンスタンティン』や、

Constantine02.jpgConstantine01.jpg
『Constantine』

ビート・たけしと共演した『JM』、

JohnnyMnemonic01.jpg
『Johnny Mnemonic』

『ディアボロス』など、

DevilsAdvocate01.jpg
『Devils Advocate』

黒いスーツ系で決めたキャラクターが、一番良く似合うハリウッド・スターだと思いますが、
今作のフレッドというキャラクターは、素のキアヌに近いと思わせる雰囲気で良かったです。

『夢を治すべき?現実を治すべき?●パプリカ』

『原作のオチを使わなかった凡作●マイノリティ・リポート』

『アメリカ以外の人が、カタルシスを得る事は難しい●マジェスティック』

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テーマ : 特撮・SF・ファンタジー映画 - ジャンル : 映画

02:17  |  『 サ 』 映画  |  TB(7)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

●キアヌ・リーヴス☆

Prismさん、こんばんは☆
トラックバックありがとうです。(*^-^*

『ブレードランナー』と『マイノリティ・リポート』は私も好きです♪
『ブレードランナー』は学生時代に
「建築の勉強になるから観なさい!」
と先生に言われて『ブレードランナー』のビデオを観て、レポート書かされた思い出があります。。。

キアヌ・リーヴスはスーツを着こなすスタイリッシュな役も素敵だけど、
少し冴えない役や素朴な役を演じている時は自然な感じがしますね。(^-^)
キアヌは『マイ・プライベート・アイダホ』の頃から好きな俳優さんです。(*^-^*
キアヌ出演作品で私的に一番好きなのは恋愛映画『雲の中で散歩』です♪
BC | 2007.07.12(木) 01:15 | URL | コメント編集

●>コメント返信

> BC さん
『雲の中で散歩』と、『スイート・ノベンバー』は
何れレビューを書きたいと思っている作品です。

個人的には、『スイート・ノベンバー』を推しますが、
キアヌファンは、『雲の中で散歩』を勧めますよね。

やはり、ハッピーエンドは強いですね(^_^;)
Prism | 2007.07.13(金) 00:44 | URL | コメント編集

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スキャナー・ダークリー DVD

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2007/07/12(木) 19:06:58 | レザボアCATs

『スキャナー・ダークリー』・・・ ※ネタバレ含

2006年:アメリカ映画、リチャード・リンクレーター監督、キアヌ・リーブス、ウィノナ・ライダー、ロバート・ダウニーJr、ウディ・ハレルソンetc個性派キャスト勢揃いのSF映画ですが・・・
2007/07/12(木) 00:29:50 | ~青いそよ風が吹く街角~

スキャナーダークリー/ A SCANNER DARKLY

大好きなリチャード・リンクレイター監督の最新作{/kirakira/}これまでも『恋人までの距離(ディスタンス)』『テープ』『スクール・オブ・ロック』など、ジャンルが全くバラバラな作品を撮ってきたけど今回は『ウェイキングライフ』で試みたロストコープという手法の最新版
2007/07/11(水) 09:00:21 | 我想一個人映画美的女人blog

スキャナー・ダークリー

近未来のアメリカ。この時代には新型ドラッグ『物質D』が蔓延し、大きな社会現象となっていた。仲間にも素顔を明かせない覆面捜査官フレッドは、ボブという男が麻薬流通に関与してしているとの情報から彼の監視を開始するが、ボブこそがフレッドの正体だった。仲間も友達.
2007/07/11(水) 06:55:45 | 5125年映画の旅
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