Prism Viewpoints

スタイリッシュコメディと言うには不完全燃焼。
ブラット・ピット＆アンジェリーナ・ジョリー版『ローズ家の戦争』




付き合いが長くなると、多くのカップルには倦怠期が訪れる。
それは老若男女、どんな職業に付くカップルも逃れられない。
もちろん、職業が殺し屋である、このカップルでも同じ。

「一瞬で恋におちた、ふたり。おたがい、その正体は秘密。」

【More・・・】

当初、Mrs.スミス役には、二コール・キッドマンがキャスティングされていたが、都合により降板。
ニコールの降板を受けて、ブラット・ピットも一度は役を降りたが、アンジョリーナ・ジョリーに決まり、
改めて役を受けたと言う。

アンジェリーナ・ジョリーの殺し屋は、ワイルド＆セクシーでハマリ役。
もちろん、ブラッド・ピットもハマっていて、
この映画の成否を分けるキャストとして、最高の二人が演じた。
それだけに、ストーリーが惜しい。

敵対する組織同士、二人を殺し合わせる為に、同じターゲットを狙わせていた。

・・・ハァ？

劇中の言い回しを使うなら、５～６年間も二人を放っておいて、
今更、手の込んだ事をする理由が良く分からない。

相手組織の殺し屋の存在が、自分の組織にとって都合悪いなら、
別のメンバーに、殺人指令を出すだけで済む話。
どんな組織でも、上層部は頭が悪いという、コメディのつもりなのだろうか？

結果、二人が和解する中盤以降は、アクションにも感情移入できず、
意味の無い銃撃戦が繰り広げられる。

爽快な夫婦喧嘩に、“組織”なんて余計な横槍要素を入れた為に、
お手軽Ｂ級デート映画になってしまった。

パート１は、二人がお互いの職業が分かり、お互いに狙われていると勘違いして殺し合う。
ラストは、和解。

パート２は、組織にバレて、実際にお互いに殺人依頼が出され、
愛し合っているけれど、組織の為に殺し合う。
ラストは、一方が相手を殺したと思わせるが、実は生きてて、二人で組織を欺く。

パート３で、欺かれた組織同士が手を組み、二人と全面対決。
ラストは、二人がお互いの組織のトップの秘密を握り、手が出せなくなる。

こんな感じなら、Ａ級デート映画だと思うのだが、他の人はどう思うだろう？

ラスト近く、ブラット・ピットはロバート・レッドフォードに似ているから、
『明日に向かって撃て』になるかと思ったよ。



オマージュ？
よく似たセリフと、シチュエーションを使っていたし、狙っていたんだろうなぁ。

色々書いたけど、それなりに楽しんだので、良しとしよう。

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テーマ : 俳優･女優 - ジャンル : 映画

たしかに　設定は面白くて　俳優もいいのですが、、脚本すっごく雑でしたよねーー

二人の魅力は満載なだけに　そこが惜しいような気がしてしまいました！

私もラスト　それぞれの組織をぶっ潰しにいくまで　やってほしかったなぁと思ってしまいました！

お初です☆

【にゅるろぐ】のハンニャです！
TBありがとうございました＆こちらからもTBうたせていただきました！

飽きさせない展開に拍手でした。

これからもよろしくです！

＞コブタさん
せっかくのベストキャストが、台無しの脚本でしたね。
お手軽、Ｂ級アクションで終わるのは惜しかったです。

＞ハンニャさん
飽きさせないというのも、映画の重要な要素だと思うので、
その点で言えば、これも飽きずに楽しめたから良い映画ですね。

TBありがとうございました。
>この映画の成否を分けるキャストとして、最高の二人が演じた。
それだけに、ストーリーが惜しい。
そうそう同感です。この二人の共演、すごく楽しみだっただけにね。
まぁ楽しめたんだし、お金払って観たのではないから、私も良しとします。

Prismさんこんにちわ！
さわわもキャストはほかにないくらいはまり役なのにそれをうまく生かしきれてないと思いました
ほんともっとおもしろく出来たはずなのにもったいない。。。
なぜあんなストーリーになってしまったのか、知りたいくらいです（涙）
アンジーファンのさわわには、
アンジーのすばらしい姿が沢山見れて満足は満足でしたが・・・微妙ですね

＞アイリスさん
飛行機の中で見たんですか･･･。
私はお金を払って、良しとしています（苦笑）

＞さわわさん
アンジェリー姐さん（←あえて「姉」をつかわないｗ）は、女性に大人気ですねぇ。
ブログサーフした時に読んだ記事では、撮影しながら台本を作っていたみたいです。
それでは、ストーリーは二の次になってしまうよなぁ。
ちゃんと創っていれば、続編も可能だったような気がします。

トラバの件では失礼いたしました(^^;;
たまにあるんです(~_~;)

それなりに楽しめたなら、
それでよしではありませんか！（笑）
２人が同じ殺し屋だってわかってからの
お互いの駆け引きとか告白シーンが楽しめましたもの。

駆け引きや、告白のシーンが面白かったから、尚更もったいなくて。
映画というあり得ないウソの中で、ウソのリアリティが無くなったら、都合主義のＢ級映画だと思います。
ブラッド・ピットと、アンジェリーナ・ジョリーのファンだからこそ、あえて厳しい目で書いてみました。
また、覗いて下さいね。