09月≪ 2017年10月 ≫11月

12345678910111213141516171819202122232425262728293031
--.--/--(--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--:--  |  スポンサー広告  |  EDIT  |  Top↑
2007.08/23(Thu)

過程を楽しむ大切さ●ピアノの森

行こう!森へ…   (公式キャッチコピー)
大人になる為の、大切な事が表現されている映画。

Piano01.jpg
『ピアノの森 -The perfect world of KAI-』

『ピアノの森』 ウィキペディア(Wikipedia)

田舎町へ転校してきた雨宮修平は、ピアニストを夢見る小学5年生。
早速ガキ大将に目をつけられたところを、同級生の一ノ瀬海に救われる。

放課後、修平を学校近くの“ピアノの森”へ誘う海。
森にはグランドピアノがあったが、修平が弾こうとしても音が出ず、
何故か海にだけ弾く事ができる。

海の奏でる音色に激しく心を揺り動かされる修平。
修平から海の事を聞いた音楽教師・阿字野は森に入り、海のピアノに心動かされる。

翌日、阿字野から様々な曲を聴かされた海は、その曲を森のピアノで弾くが、
ショパンだけが弾けない。
阿字野に教えを乞い、それと引き換えに、
修平も参加するピアノコンクールへ出場することになる海。

練習に励む二人だったが、海は聞かされた“阿字野の音”に心を乱され、
自分のピアノを弾くことができないままコンクールの日を迎える…。
ピアノの森 - goo 映画

原作:一色まこと(「花田少年史」)

監督:小島正幸(「花田少年史」)

主題歌:松下奈緒 「Moonshine ~月あかり~」(エピックレコードジャパン)

声の出演
一ノ瀬 海:上戸彩
雨宮 修平:神木隆之介

阿字野 壮介:宮迫博之
丸山 誉子:福田麻由子

一ノ瀬 怜子:池脇千鶴
雨宮 奈美江:田中敦子

金平 大学:松本梨香
白石 雪枝:田中真弓

ウド鈴木
天野ひろゆき
黒沢かずこ
高田純次(特別出演)

【More・・・】

ピアニストの父の元に産まれ、小さい頃からピアニストという目標に向かって、
練習を重ねる雨宮 修平。
しかし、弾き手を選ぶ森の中のピアノで、自分には音を出す事の出来ないピアノを、
軽やかに楽しむ一ノ瀬 海の才能を目の当たりにした時、海の才能に嫉妬します。
それでも、修平は海の才能を認め、海の為にピアノの世界を教えようとします。

自分が嫉妬しても、相手の才能を認め、相手の為に何かをするというのは、
子供に限らず、大人でも難しいことの様に思います。

それでも、社会で生きていく為には、相手の才能を認めるという事も大切な事で、
「他人の才能を認めない」のは、
「自分の才能が他人に認められない」という事に不満も言えません。
私は、子供の頃から教えるべき、大切な事の一つだと思います。

他人を認めないで、肥大した自我を抱えた大人は、一体、何処に向かうのでしょう?
自己愛から抜け出せない、子供の様な大人が、力を誇示できる場面を見つけると、
信じられない事態が起きます。

近年の幼稚園の劇では、『桃太郎』を演じても、「ウチの子が桃太郎!」と、
クレームを言ってくる親が多いそうで、出演する園児たち全員が桃太郎という、
こっけいな劇をするそうです。

地下鉄サリン事件の主謀者である、オウム真理教の麻原 彰晃(あさはら しょうこう)も、
行動原理は自己愛です。

戦争を開戦したブッシュ大統領も、
自分の経営する石油会社を潤わせる為に、開戦を決めた子供です。
(マイケル・ムーアの映画、『華氏911』で解りやすく描かれているので、
興味のある方は見てみるとイイですよ)

そして、子供に苦しめられるのは、相手を思いやる事のできる大人です。

映画『パルプ・フィクション』の劇中で、
サミュエル・L・ジャクソンが言うセリフに、以下のものがあります。

「旧約聖書のエゼキエル書第25章17節に、この場にふさわしい言葉がある。心正しき者の歩む道は、心悪しき者の利己と暴虐に阻まれる」

本当は、エゼキエル書第25章17節に存在しない、引用セリフですが、
ある意味、社会の真実の様に思えます。

しかし海も、コンクールの控え室で、コンクール参加者の丸山 誉子が、
「どうせ雨宮 修平の優勝が最初から決まっているデキレース」と、
自分の不安を打ち消す為に言っている言葉を聞いて、
修平の為に、修平が努力をしている事を口にして怒ります。

子供と一緒に『ピアノの森』を見て、
鑑賞後に、海が自分の事を認めている事を知らない時から、
海の為に行動していた修平の姿に対して、
親と子供が、それぞれどう思ったか意見を交換するだけでも、
有意義な映画の様な気がします。

映画のラストは、海と修平のコンテスト対決で、
技術的にミスも無く、完璧に演奏した修平は勝利を確信しますが、
海は演奏途中で弾き直し、先生に教えられたピアノではなく、
自分のピアノを演奏します。

修平は、敗北を実感しますが、コンテストは弾き直す事も無く、
最初から完璧に演奏した、修平の優勝で幕を降ろします。

修平は、先生に「自分も、海の様に弾けるか?」と聞きますが、
先生は「君はもっとピアノを楽しんだ方がイイ。誰かと比べる必要なんてない」と答えます。

修平の質問に対して、答えをはぐらかせた様な答えですが、
実は修平に一番欠けている所を教える事が、修平の答えになっている訳です。

結果を得る為に努力した過程が、結果が実らなかった為に、
努力をした過程を否定された様に感じてしまい、
いつからか「結果が全て」と考えてしまう事は、年齢に限らず、
大人も子供も想像以上に多いと思います。

大人の世界に限らず、子供の世界にも、過酷な競争原理は存在します。

『ピアノの森』で描かれている世界も、ある意味、残酷な世界です。
退屈で過酷な練習を積み重ねても、誰もがコンクールで優勝できるとは限りません。

でも、結果の為に努力した場合、他人からの評価を求めている事になり、
結果が得られないと挫折感だけが残りますが、
結果に向かう為に過程を楽しむというスタンスなら、
結果がついてこなくても、「過程を楽しめた」と考えられますし、
結果が欲しい場合は「もっと自分を高めよう」という、前向きな考えになります。

過程を楽しめる子供は、挫折に対して強くなると思います。

『ピアノの森』を親子で見た鑑賞後、
「過程を楽しむ大切さ」について、親子で話してみるのも、
有意義な時間を過ごせそうな気がしますね。

『河童のクゥと夏休み』、『レミーのおいしいレストラン』、『ピアノの森』を観ましたが、
親子で映画を見て、色々内容について話しをするなら、
『レミーのおいしいレストラン』も良いですが、日本の子供に解りやすく伝えるという点では、
『ピアノの森』が、個人的には一番オススメです。

・・・『河童とクゥの夏休み』が観たい人は、大人だけで見てください。

『「大人」が喜ぶ子供映画●河童のクゥと夏休み』

関連記事

テーマ : アニメ - ジャンル : 映画

02:17  |  『 ハ 』 映画  |  TB(19)  |  CM(7)  |  EDIT  |  Top↑

●TBありがとうございました

単純な友情物語でも無く、感動押し売りのお涙頂戴じゃないところが良かったですね。
ピアノを弾くことだけが才能じゃなくて、相手を認める事が出来るのも素晴らしい才能と言っているようでした。
修平がサリエリのように堕ちて行かないことを祈りたいです。
くまんちゅう | 2007.08.23(木) 20:33 | URL | コメント編集

●結果も大切。

こんにちは。TBどうもです。
子供がこの作品を見ても、きっとまだ上手く受け取ることは出来ないでしょう。大人が、「先生の言葉」の意味、答えを導いてあげることが寛容ですね。
おっしゃるとおり、語り合いが大切です。

私は、辛いし、苦しいし、サボりたいと思うけど、やっぱり楽しい、が本物だと思ってます。
何故楽しいのかがポイント。
だから、結果はとても大切です。最高の結果は次へのモチベーションに繋がりますしね。
楽しければ、結果が出なくてもいいじゃない?
挫折以前に「楽しい」の履き違いに気をつけないといけません。遊びと本気ではまるっきり意味が違いますから。
楽しいとは、楽(ラク)ではないってね(笑)

そうした意味がしっかりと盛り込まれたこの作品、良い作品でしたね。

長文コメント失礼しました。
たいむ | 2007.08.23(木) 20:52 | URL | コメント編集

●>コメント返信

> くまんちゅう さん
確かに『アマデウス』も、天才と努力家2人の、深いドラマでしたね。
努力家が天才の才能を認めるというのは、想像以上に難しい事なんでしょうね。


> たいむ さん
おっしゃるとおりですね。
結果がついてこれば、最高のモチベーションになるでしょうね。
海も本気で音楽に向き合って、退屈な練習もこなしていましたね。
原作マンガは、まだまだ続くようで、2人のその後が気になりました。
続編が出来たら、観たくなる作品でした。
Prism | 2007.08.23(木) 22:40 | URL | コメント編集

●こんにちは

結果よりも過程が大事
たとえ今、その本当の意味が分からなかったとしても
近い将来、あるいは遠い未来
「ああ、あの時お母さんが言っていた意味は
こういうことだったのか」と気づく日が来ると思いますよ。
過程の大切さを教えてくれる映画としては
全くタイプが違いますが
『ロッキー』もそうですね。

原作はまだまだ続きますよ。
続編はどうでしょう?
あればいいですが・・・。
TBありがとうございました。
咲太郎 | 2007.08.24(金) 12:36 | URL | コメント編集

●>コメント返信

> 咲太郎さん
この先の原作も、ドラマティックな展開みたいですね。
過程が大切でも、周りが結果を重視すると、
ナカナカ難しいですね。

『ロッキー』は、私も好きな作品です。
また、気が向いたら覗いてください。
Prism | 2007.08.28(火) 09:06 | URL | コメント編集

●TBさせていただきました

はじめまして。TBさせていただきました。
「過程を楽しむ」なるほど、深いですね。コンクールの結果は海にとって良いものではありませんでしたが、「自分だけの音」を探してコンクールで発表するまでに必死で努力して悩んで悩みつくした過程は、海にとってコンクールそのものよりも価値のあるものだったのでしょうね。願わくば、修平にも「自分だけの音」を見つけて、海と一緒にさらに高みの音楽をめざしてもらいたいと思いました。
GAKU | 2008.03.23(日) 23:29 | URL | コメント編集

●>コメント返信

> GAKU さん
ライバルの存在は、客観的に自分を見る為の大切な存在でもあります。
海と修平がお互いに高みへ登る事ができたら最高ですね。
Prism | 2008.03.24(月) 16:12 | URL | コメント編集

コメントを投稿する

URL
コメント
パスワード  編集・削除するのに必要
非公開  管理者だけにコメントを表示
 

この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック

ピアノの森

一時期、ピアノブームみたいなのが来て ピアノにまつわる映画作品がいくつか公開され その一つだったと思います。 私のブログに別作品でコメントして下さった方の オススメです。 原作は、累計350万部を突破したコミックだそうですが 未読です。 ピアニストを目
2009/03/14(土) 03:13:46 | 映画、言いたい放題!

【映画】ピアノの森…宮迫博之ってお笑いより声優の才能の方があるんじゃない?

{/kaeru_fine/}{/hiyoko_cloud/} 今週はチョイ凹み気味なテンション{/down/}だったピロEKです。 …何があったって訳でも無いんだけどね。 …このご時世(?)平凡にノンビリ安穏な場所を見つけて生活(この場合仕事ね)すること自体が人からは良く見られないものなんだ...
2008/12/13(土) 12:24:08 | ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画

ピアノの森 ─ つらい中でも楽しむ心を忘れていないか ─

─ つらい中でも楽しむ心を忘れていないか ─ 週刊モーニングで連載中の一色まことの人気漫画を映画化したこの作品『ピアノの森』(2007年/日本/アニメ)。森でピアノを弾く自由奔放な少年と、ピアニストを夢見る少年との出会いから生まれた友情とそれぞれの想いを描...
2008/03/23(日) 22:43:49 | Prototypeシネマレビュー

ピアノの森 <ネタバレあり>

旦那が好きな漫画で ウチにも全巻揃ってますがワタクシは全く見た事が無く 内容を知らずに観に行った訳ですがぁそれでも十分楽しめる 分かり易い内容となっております海は自由奔放で ピアノが大好きなのが 森のピアノを弾いている時によく伝わってくる。自分の思うま..
2007/08/29(水) 04:39:55 | HAPPYMANIA

映画 「ピアノの森」試写会

うひょ~、大好きな漫画「ピアノの森」映画試写会に当選して行って来ました。上映は午後6時30分からだけど6時にまだ私は地下鉄の電車の中…。止ってしまった東西線に乗ってたけど何とかギリギリ間に合いました。
2007/08/26(日) 10:43:44 | ちょっとひとことええでっかぁ~♪

映画:ピアノの森 完成披露試写会

ピアノの森 完成披露試写会(丸の内ピカデリー2)「自分のピアノってなんなんだよ」■舞台挨拶完成披露試写会とのことで、池脇千鶴さん神木隆之介さん上戸彩さん福田麻由子さん小島正幸監督の舞台挨拶がありました。クラシックを意識してか、全員艶やかなフォーマル姿
2007/08/24(金) 17:15:41 | 駒吉の日記

ピアノの森・・・・・評価額1350円

私は、音楽を聴くのは好きだが、演奏するほうはからっきし苦手だ。絶対音感なんて望むべくも無く、小学校の発表会で私だけ縦笛が上手く吹けず、先生から「全体の迷惑になるから、吹くまねだけして、音を出さないでね!」と、残酷な
2007/08/24(金) 12:57:48 | ノラネコの呑んで観るシネマ

ピアノの音に耳をすませば

さて、今年最後のLIVE も終わり当分、何の予定もないので、また大好きな映画をぼちぼち観て記事にしようかなと思っていますので、よろしくお願いします。原作の大ファンである私は、この作品の映画化を非常に楽しみしていた。どのくらい好きなのかは、こちら か
2007/08/24(金) 12:39:00 | 世界の中心で、愛をうたう

映画「ピアノの森」

監督:小島正幸声:上戸彩、神木隆之介、池脇千鶴、福田麻由子、宮迫博之、田中敦子、松本梨香一色まこと原作のコミックをアニメ映画化。原作は全巻(今のところ)持っていますし、大好きだったので、映画楽しみでしたまだ連載中なので、一体どの辺りまでをまと
2007/08/24(金) 08:38:17 | 日々のつぶやき

ピアノの森

プロのピアニストを目指して日々練習を重ねる少年・修平。彼は転校先の学校で不思議な雰囲気の少年・海と友達になる。海に連れられて訪れた森の中には、音の鳴らない古ぼけたピアノが置いてあった。海がそのピアノを弾き始めると、音の鳴らないはずのピアノから美しい音色.
2007/08/24(金) 07:03:56 | 5125年映画の旅

『ピアノの森』

?『ピアノの森』?この夏あなたは、不思議なピアニストに涙する。?週刊モーニングに連載中、一色まこと原作の漫画を映画化した作品。原作は未見ですが、只今14巻発売されているらしい。そんなに期待はしてなかったんですが、これが思いのほか面白かった。や
2007/08/24(金) 06:08:09 | 唐揚げ大好き!

ピアノの森

俺とピアノを や ら な い か (気になってしょうがなかったセリフ)<公式ページ>自由奔放な天才ピアノ少年「海(カイ)」と、ピアニストの息子でピアノが半ば「義務」になってしまってる「修平」、元・世界的ピアニストである音楽の先生「阿字野」。原作は「カイ」
2007/08/24(金) 00:06:47 | TRIVIAL JUNK Blog

「 ピアノの森 /The Perfect World of Kai (2007)完成披露試写

【ピアノの森】 7月21日(土)公開 監督 : 小島正幸 出演 : 上戸彩/神木隆之介/宮迫
2007/08/23(木) 23:57:32 | MoonDreamWorks★Fc2

ピアノの森

きっと原作通りな展開で、「なら原作読んでりゃ良いやん」なんてレビューを書く結果になるんだろうなぁと思いつつ。でも昨年夏にスマッシュヒットを飛ばした『時かけ』のマッドハウスが、この夏を意識してぶつけてきた映画なんだし、漫画読んでるだけじゃどんな曲なのかわか
2007/08/23(木) 22:33:44 | そーれりぽーと

ピアノの森

この映画に流れてくるのは結構、優しい(技術的なことでなく、聴き心地)曲ばかりなので、本当に心地よいです。きっと、この作品と「神童」を比べたりする人も出るんじゃないかと思いますが、こちらはやはり夏休み向けのファミリー映画ですからね。とは言っても決して子供..
2007/08/23(木) 21:55:49 | 八ちゃんの日常空間

ピアノの森 62点(100点満点中)07-190

上戸彩がスラングを叫んで神木隆之介と共演する映画公式サイト青年向け漫画誌『週刊モーニング』に連載中の、一色まこと原作の同名漫画をアニメ映画化。原作における"小学生編"のエピソード、1~6巻までのストーリーで構成されている。監督は同原作者の『花田少年
2007/08/23(木) 21:50:41 | (´-`).。oO(蚊取り線香は蚊を取らないよ)

ピアノの森/上戸彩、神木隆之介

一色まことさんの青年コミックが原作のクラシック音楽アニメ映画で「時をかける少女」や「パプリカ」を手掛けたマッドハウス制作という謳い文句が印象的だったこともてっきり大人向けなんだろうとばかり思ってたんだけど、予告編やシネコンでの扱い方を見てるとちょっと違う
2007/08/23(木) 21:25:40 | カノンな日々

「ピアノの森」みた。

「ファンタジー度:100%だよなー」とまず思う。(原作は未読)現代風なのだけど、子供たちの雰囲気はどちらかというと”昭和の風”で今っぽくないし、何より、十数年も森で雨ざらしにされていながらピカピカの
2007/08/23(木) 20:37:37 | たいむのひとりごと

「ピアノの森」映画感想

漫画が原作の、天才ピアノ少年の物語をアニメ化した映画です。これだけ聞くと「また
2007/08/23(木) 20:27:07 | Wilderlandwandar
 | BLOGTOP | 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。