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2007.07/16(Mon)

30年越しの加山雄三版、金田一●犬神家の一族

金田一さん、再び事件です。

inugami01.jpg
『犬神家の一族』

『犬神家の一族』 ウィキペディア(Wikipedia)

『犬神家の一族 (2006年の映画)』 ウィキペディア(Wikipedia)

金田一耕助:石坂浩二
野々宮珠世:松嶋菜々子
犬神佐兵衛:仲代達矢
犬神松子:富司純子
犬神竹子:松坂慶子
犬神梅子:萬田久子
犬神佐清:尾上菊之助
犬神佐武:葛山信吾
犬神佐智:池内万作
犬神小夜子:奥菜恵
犬神寅之助:岸部一徳
犬神幸吉:螢雪次朗
古館恭三:中村敦夫
若林久男:嶋田豪
猿蔵:永澤俊矢
青沼菊乃:松本美奈子
大山神官:大滝秀治
琴の師匠:草笛光子
柏屋の女房:中村玉緒
柏屋の九平:林家木久蔵
等々力署長:加藤武
藤崎鑑識課員:石倉三郎
仙波刑事:尾藤イサオ
松子の母・お園:三條美紀
那須ホテル主人:三谷幸喜
那須ホテル女中・はる:深田恭子

監督:市川崑

【More・・・】

ミステリー映画の金字塔とも言えるべき、1976年版『犬神家の一族』が、
30年振りにリメイクされると聞き、
どういうセルフ・リメイクになるのか、期待と不安がありましたが、
30年越しに、加山雄三版、『犬神家の一族』が作られただけでした。

30年前、『犬神家の一族』の企画が立ち上がった時、金田一耕助役は、
客が呼べる加山雄三がキャスティングされていました。

それが、映画界では無名の石坂浩二が主役に抜擢された理由は、
監督の市川崑が、「金田一耕助は彼しかいない!」と主張した為に、
当時は異例の大抜擢になった訳です。

金田一耕助を演じた役者は、石坂浩二の前には、中尾彬や高倉健がいて、石坂浩二以後にも、
渥美清(寅さん)、西田敏行、古谷一行、鹿賀丈史、豊川悦司などがいますが、
いまだに金田一耕助というと、石坂浩二を推すファンは多いです。

1976年版の『犬神家の一族』は、芸暦の長いベテラン俳優と、
監督に抜擢された石坂浩二が、演技力を武器にベテランに挑む姿と、
誰もが怪しい犬神家の人々と、依頼人に頼まれただけの私立探偵という、
後ろ盾を持たない金田一が、知恵だけを武器に犬神家に挑む姿がシンクロして、
そのまま映画全体に異様な雰囲気が出て、犬神家と金田一の対決が、
よりドラマティックに感じられる名作です。

今回の金田一耕助は、1976年版『犬神家の一族』に比べ、
ちょっぴりアゴのラインも崩れた上に、登場から貫禄十分ですw

異様な犬神一族を、金田一と同じ目線で楽しめた1976年版のハラハラ感は無く、
有名ベテラン俳優が披露する演技(推理)を、眺めるだけの作品になってしまいました。

今回プロデューサーは、「松嶋菜々子の起用は絶対」と主張し、
市川崑監督は、「金田一耕助役は石坂浩二」と譲らなかったみたいですが、
2006年版の『犬神家の一族』で、一番のミスキャストは、石坂浩二です。

今回の映画化で、石坂浩二を起用する場合、むしろ友情出演で、
開始早々死ぬ、仲代達矢が好演した犬神家当主、
犬神佐兵衛役で出演して欲しかったかな。

私の中の金田一耕助像は、見てくれを気にしない外見に秘められた、
鋭い推理力と優しさですが、石坂浩二が金田一を演じるには、
鋭さが失われ過ぎ、優しさと貫禄だけが前面に出過ぎていました。

そして、新しい金田一として私がキャスティングするなら、
二宮 和也か、

Ninomiya01.jpgNinomiya02.jpg
『Ninomiya Kazunari』

松山 ケンイチかなぁ。

Matsuyama02.jpgMatsuyama01.jpg
『Matsuyama Kenichi』

石坂浩二が、30年前に、『犬神家の一族』で金田一耕助を演じた後、
明智小五郎などの探偵役を多く演じましたが、松山ケンイチは、
『セクシーボイス・アンド・ロボ』や、『デス・ノート』シリーズの、
「 L 」役など、探偵役を演じていますね。

Matsuyama03.jpg
『Death Note L』

今後、石坂浩二と同じ様に、明智小五郎役を演じる可能性も高いですね。

ただ、同キャストで、それぞれが金田一耕助役を演じた、
同じタイトルの作品が創られたと仮定しても、
私が劇場まで見に行くのは、二宮和也の方だけの様な気がします。

松山ケンイチの方が、1976年版金田一を演じた、
若き日の石坂浩二に近い物が創れそうな気がしますし、
興行収入も『デス・ノート』の「L」を期待するファンを見込めそうですが、
私は1976年版の、若き日の石坂浩二が演じた金田一を知っている上に、
『デス・ノート』の「L」役を知っているので、
松山ケンイチ版金田一では、「新しい金田一像を見られるかもしれない」という、
期待感が低いからです。
76年版『犬神家の一族』を知らない若い世代には、
絶賛される物を創りそうな気がしますけどね。

二宮和也が金田一耕助を演じる場合は、
『青の炎』や、『硫黄島からの手紙』を見ていると、
何か、新しい金田一耕助像を創ってくれそうな気がします。

Ninomiya03.jpg
『Letters From Iwo Jima』

・・・ま、どっちのキャスティングも、現実には実現しないでしょうけどw

この記事を読んだ、どこかのプロデューサーが、二宮和也か、松山ケンイチで、
金田一耕助作品を創ってくれる事があれば嬉しいですね。

そういえば皆さんは、『エヴァンゲリオン』の、
漢字を曲げてタイトル等を表示する手法は、市川崑が使っていた手法への、
オマージュという事は知っています?

文学と映画のデビューは別物●姑獲鳥の夏

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テーマ : 日本映画 - ジャンル : 映画

02:17  |  『 ア 』 映画  |  TB(9)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

●TBありがとうございました

こんにちは♪
そういえばタイトルを曲げて(?)表記するやり方はエヴァでも使われていましたね。
あれはオマージュだったんですね~。
市川監督は石坂さん起用を譲らなかったようですし、私たちもセルフリメイクということで当然のように感じていましたが、それが「一番のミスキャスト」というのは目からウロコかもしれません。
確かに彼が当主役でも面白かったと思います。
ミチ | 2007.07.19(木) 17:53 | URL | コメント編集

●>コメント返信

> ミチ さん
オリジナル版の『犬神家の一族』が良かっただけに、
なんとも残念なセルフリメイクでした。
リメイクする意味が薄い作品でした。
海外配給を狙って、撮ったのかもしれませんね。
Prism | 2007.07.20(金) 01:01 | URL | コメント編集

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