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2014.09/28(Sun)

別のキキを知っている難しさ●魔女の宅急便(実写版)

はじめましてキキですっ!!
あの名作がついに実写映画化   (公式キャッチコピー)


『魔女の宅急便』

魔女の家系である少女キキ(小芝風花)は、
13歳になったのを機に魔女になるための修行をすることに。
それは見知らぬ町で、1年間だけ生活するというものだった。

黒猫ジジと空飛ぶホウキに乗って旅に出た彼女は、海辺の町コリコへとたどり着く。
やがて、パン屋の女主人おソノ(尾野真千子)の家に居候し、宅急便屋を開業する。

つらい出来事があっても、母コキリ(宮沢りえ)に言われた笑顔を忘れずに働く中、
空を飛びたいと願う少年とんぼ(広田亮平)と出会う。

キャスト
小芝風花
尾野真千子
宮沢りえ
広田亮平
新井浩文
吉田羊

監督
清水崇 『呪怨』 『はらぺこヤマガミくん』

脚本
奥寺佐渡子 『八日目の蝉』 『おおかみこどもの雨と雪』
清水崇

【More・・・】

作品は悪くないのに、方向性を誤ったかな?というのが最初の感想。

※以下の文章には、『魔女の宅急便(実写版)』のネタバレ要素を含みます。

原作者の角野栄子さんは、原作に近い仕上がりに満足されたようですが、
原作に近くした部分が違和感を生んでしまったかもしれません。
原因として挙げられるのは、当然、ジブリアニメ版の『魔女の宅急便』です。

多くの人が『魔女の宅急便』を知ったのはアニメ作品が初であり、
アニメ版を原作と考えてしまう人もいます。

宮崎駿は日本の舞台をヨーロッパに変更して違和感を消していましたが、
アニメで描かれているヨーロッパは、あくまでも日本人が想像するヨーロッパであり、
今のヨーロッパとも違うのですが、サザエさん的なヨーロッパ像は、
日本人をメインに、世界中の多くの人には受け入れられました。

という前提を踏まえた上で、今回の実写版の解説になりますが、
オープニングの山間に存在するキキの田舎の風景は、
日本的要素の薄いファンタジックな集落です。

まぁ、それはイイです。
そういうジパング的な、
ファンタジー系の世界観の方針で作るつもりなのかとも解釈をしましたが、
キキが住む事を決める街は、バリバリの日本的な街です。

幼い頃を過ごしたファンタジー的な田舎から、
現実の世界に飛び出すというイメージとしての解釈もでき、
まぁ、そこもイイです。

動物園のカバ宿舎で一夜を過ごし、
翌朝、新井浩文演じるカバの飼育員に出会うのですが、
カバ宿舎に泊まった事より、
やたら魔女に対しての風当たりが強い事の意味が分からない。

世界観として、多くの人が魔女を見た事は無いけど、
存在を知っているという世界観の筈。
分かりやすく言うなら、街で見かけた外国人に素面で突っかかる様なもの。
若い飼育員の反応は、単なる頭がおかしい人になってしまう。

ラストに向けて、風当たりが強い理由を明かされるのかと思いきや、
単なる狂言回し的な意味で終了。
まぁ、想像はしていたけどね。

でもカバはとても危険な動物。
ラストの運ぶ時に手ごろな重量のある動物で、CGが作りやすい動物を選んだのだろうけど、
隣で寝たらかなり危険なんだけどねw

キキの反応にも謎がある。
初のお届け物の仕事が来て、小学校まで本を運ぶと、
トンボの仲間がカメラでキキが飛ぶ姿を撮影していて、
「飛ぶ姿が撮りたい為に頼んだの!?」と怒るシーンがあるのですが、
その後、女の子がクラスメイトに、
魔女に呪いの手紙を届けさせるという嫌がらせに、キキを利用します。

トンボの時の反応を考えると、当然、憮然とする筈なのですが、
友達として嬉しいみたいな反応を見せます。
へ?なんで!?

その後、キキが届けた品は呪いが掛かっていると思われ、
返品の山になります。
ですから、その後に返品される事態に発展すると分からなかったとはいえ、
キキの反応になんかスッキリしない。

あえてトンボと女の子のエピソードを両方使うなら、
順番が逆にした方が良かった様な気がします。
初の宅急便が女の子で、その後にトンボの方が、
キキの反応に対して、まだ納得したかも。

病気のカバを離島の先生の所まで運ぶというクライマックスも、
町興しのキャラクターになっている白いカバとか、
街のシンボル的な物を救うという形の方が、感情移入がしやすいでしょう。
キキを利用した女の子がラジオの様子を聞いているシーンも、
謝れなかったとか、何かしらのエピソードが無いと弱い。

ただ、歌を忘れたシンガーに、雨の中で歌わせたシーンは良かった。

原作に忠実かもしれないけど、日本人の原作認識が離れている以上、
とことんアニメに近づけるか、現実に寄せるかだね。
今回の原作絵本に寄せる方法では、アニメファンは満足しないのではないでしょうか。

ジブリ作品を知らない人には、受け入れられるジュブナイル作品だと思います。

小芝風花の演技はキキとして合格点だし、尾野真千子の起用も正解。
ある意味、尾野真千子が作品として不安定になりそうな所を、安定させていた感じはする。

日本アカデミー賞では、『そして父になる』で主演を務め、
助演の真木よう子以上の演技をしていましたが、
『さよなら渓谷』の真木よう子に、最優秀主演女優賞を取られました。

小芝風花の初々しい演技も、真木よう子の安定した演技も、
両方良かった作品です。

アニメ版に引っ張られず、
アレはあれ。コレはこれ。として考えられる人にはお勧めです。

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テーマ : 日本映画 - ジャンル : 映画

タグ : ジブリ

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