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2009.03/01(Sun)

桶川ストーカー騒音おばさんの黒い夏●チェンジリング

どれだけ祈れば、あの子は帰ってくるの ―― ?   (公式キャッチコピー)


『CHANGELING』

チェンジリング - goo 映画

1928年。
ロサンゼルスの郊外で息子・ウォルターと幸せな毎日を送る、
シングル・マザーのクリスティン。

だがある日突然、家で留守番をしていたウォルターが失踪。
誘拐か家出か分からないまま、行方不明の状態が続き、
クリスティンは眠れない夜を過ごす。

そして5ヶ月後、息子が発見されたとの報せを聞き、
クリスティンは念願の再会を果たす。

だが、彼女の前に現れたのは、最愛のウォルターではなく、
彼によく似た見知らぬ少年だった。

監督・製作・音楽
クリント・イーストウッド

出演
アンジェリーナ・ジョリー
ジョン・マルコヴィッチ
ジェフリー・ドノヴァン
コルム・フィオール
ジェイソン・バトラー・ハーナー

【More・・・】

チェンジリングとは、ヨーロッパを中心にした世界各地に見られる民間伝承で、
美しい赤ん坊が生まれると、子鬼のような妖精がかれらの醜い子供と取り替え、
その残された醜い子のことを指すそうです。

色々な要素が詰まっていて、色々考えさせられました。

こんなに滑稽な事件が、80年前に起こった事実という事に驚きますが、
日本を振り返ってみると、ホンの数年前、十数年前に似たような事件は起きています。

4年前、奈良騒音傷害事件・・・というより、「騒音おばさん」と言った方が、
ピンと来る人が多いかも知れません。

Obasan01.jpg
『奈良県の主婦』

センセーショナルなマスコミによる報道がされ、
日本中が被害者よりの報道を鵜呑みにしていましたが、
裁判で明かされた事実は、被害者と加害者が逆転する真相でした。

詳しく知りたい人は、『騒音おばさんの真実』で、検索をしてみて下さい。

被害者、加害者というと、『誰も守れない』 & 『誰も守ってくれない』も思い出されますが、

NobodyToWatchOverMe01.jpg
『誰も守ってくれない』

『チェンジリング』にも似ていませんか?

ストーカー規正法が成立する切っ掛けとなった、10年前の桶川ストーカー殺人事件では、
被害者が警察に告訴状を提出するも、
当時は捜査する苦労の割には、警察内部の評価に繋がらないという理由で、
警察は告訴状を受け取らなかった上に、
被害者が殺害された後で、警察が告訴状を被害届に改ざんしていました。

その上、警察の責任が追求される事を避ける為に、
殺害された被害者の名誉を傷付ける、
思わせぶりな態度を取っていた等の素行をでっち上げ、
マスコミも同調する報道がされました。

『チェンジリング』に似ていませんか?

15年前の松本サリン事件では、第一通報者である河野義行さんが、
自宅で農薬を混ぜ合わせ、毒ガスを発生させたという、
裏の取らない加熱報道が、冤罪を生みました。

『日本の黒い夏 -冤罪-』という映画にもなったので、
知っている人は多いと思います。

DarknessInTheLight01.jpg
『日本の黒い夏 -冤罪-』

裏を取らない報道の危うさというと、『クライマーズ・ハイ』なども思い浮かべますが、

ClimbersHigh02.jpg
『クライマーズ・ハイ』

『チェンジリング』と似ていませんか?

『チェンジリング』の時代と今を比べて、生活レベルが向上していても、
人間の進歩は少ないように思います。
メディア・リテラシー能力を養う必要性も感じました。

それとは別に、
アンジー演じる母親の母性に感嘆。

映画のラスト。
「息子が何れ帰ってくるかもしれない」という、
確かな可能性を感じながら生きていくよりも、
「息子は殺され二度と戻って来ない」と思いながら生きていく方が、
母親としては辛いんじゃないかな。

闇雲な希望ではなく、一緒に逃げたという信頼できる証言があると思えばね。

犯人と一緒に殺していた少年も、
「途中から数える事を止め覚えていない」と言っている上に、
死刑前日の犯人が言った、「俺は殺していない」という言葉も、
母親にとっては絶望の言葉から、希望を補足する言葉に変わったんじゃないかな。

親切な牧師と、理解ある上司に恵まれていたから、
その後の人生もあながち暗いものではなかった様な気がします。

劇中で、アンジーの実子にこだわり入れ替わった子供を責める演技は、
実生活で、たくさんの養子を迎え入れている事を考えると、
実生活で養子を迎え入れる感覚の無い女優さんよりも、
難しかったんじゃないかな。

アンジーがシングルマザーになった理由は、
テーマの焦点がボケるから描かなくて正解の様な気がします。

アカデミー賞のノミネートも納得の演技でしたが、
ケイトがよほど良かったんでしょう。

ブラビと夫婦受賞も見たかったですが、ブラビの名演技も、
CGの補正が入ると評価が低くなるから仕方ないですね。

Mr.&Mrs.スミスの様な、夫婦共演作でのアカデミー賞受賞を期待。
・・・無理かなw


表裏“同”体●誰も守れない & 誰も守ってくれない

劇場版と、テレビドラマ版の違い●クライマーズ・ハイ

便宜上、倍評価 数奇な凡作●ベンジャミン・バトン 数奇な人生

爽快な夫婦喧嘩に余計な横槍●Mr.&Mrs.スミス


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●報道

こんにちは。
自分が100%守ってやらなければ、と思っていた時期をうんと過ぎても、
わが家で待っているはずのわが子が、用意してあったお昼も食べずにいなくなっていた…
しかも、帰ってきたのは、自分が愛する唯一人の子ではないなんて、
想像しただけで、胸が潰れてしまいそうでした。
さらに、後にはあんなことが待っていたなんて、
これが実話だというから、本当にビックリでしたが、
思えば、立場を勘違いした人間たちが、似たようなことを起こしているんですね。
報道されていることの全てが事実とは違うとは思わないけれど、
時折、胡散臭さを感じるものもあって、
一方的な感情で物事を捉えることの怖さも感じます。
悠雅 | 2009.03.02(月) 09:02 | URL | コメント編集

●Re: 悠雅さん

こんにちは。

> 自分が100%守ってやらなければ、と思っていた時期をうんと過ぎても、
> わが家で待っているはずのわが子が、用意してあったお昼も食べずにいなくなっていた…
> しかも、帰ってきたのは、自分が愛する唯一人の子ではないなんて、
> 想像しただけで、胸が潰れてしまいそうでした。

イトコの子が目を離した隙にいなくなった時は、
心臓をつかまれ、地面がグラつく感覚になりましたが、
自分の子がいなくなると、想像を絶します。

> さらに、後にはあんなことが待っていたなんて、
> これが実話だというから、本当にビックリでしたが、
> 思えば、立場を勘違いした人間たちが、似たようなことを起こしているんですね。
> 報道されていることの全てが事実とは違うとは思わないけれど、
> 時折、胡散臭さを感じるものもあって、
> 一方的な感情で物事を捉えることの怖さも感じます。

バラエティだけでなく、報道でも胡散臭い演出がありますからね。
メディアに流されない力と言うのは必要ですね。
Prism | 2009.03.02(月) 12:19 | URL | コメント編集

●こんにちは♪

ラストについての捉え方がPrismさんと正反対だったんですね~。
希望を持って一生生きるのと、死んだ事実を受け入れて生きるのと、どちらが辛いかというのは計り知れないし、その人によって違うのかもしれませんね。
あのラストで一層悲しくなったのは少数派なのかもしれません・・・。
ミチ | 2009.03.02(月) 21:41 | URL | コメント編集

●Re: ミチさん

こんにちは。

> ラストについての捉え方がPrismさんと正反対だったんですね~。
> 希望を持って一生生きるのと、死んだ事実を受け入れて生きるのと、どちらが辛いかというのは計り知れないし、その人によって違うのかもしれませんね。
> あのラストで一層悲しくなったのは少数派なのかもしれません・・・。

闇雲な可能性ではなく、確かな希望があるから幸せだと思ったんですけど。
当事者じゃないと分からないかも知れませんね。
Prism | 2009.03.03(火) 10:28 | URL | コメント編集

●こんばんは !

前に、騒音おばさんの真実はネットで見ました。
TVや新聞は、あまり信用してません。自分で色々調べて、自分で吟味し、自分で考える事が大事だな~、と痛感してます。
ホント、何が起こるか分からない世の中ですね。

クリント・イーストウッド 監督作品は凄い!と思うもの、今回のは特にハードで怖かったです。
母の愛と強さは感じましたが、あのラストは...私もミチさんと同じかな~。むしろ辛くて悲しくなりました。
あん | 2009.03.03(火) 22:06 | URL | コメント編集

●Re: あんさん

こんにちは。

> 自分で色々調べて、自分で吟味し、自分で考える事が大事だな~、と痛感してます。
> ホント、何が起こるか分からない世の中ですね。

確かにそうですね。
大掛かりにウソをつかれたら、真実も見え難くなってしまいますけど、
自分で考えれば、真実も見えてくるでしょうね。

> あのラストは...私もミチさんと同じかな~。むしろ辛くて悲しくなりました。

やっぱり、そうなんですかね。
惨殺されたと思う訳じゃなく、生きているかもと、
心に留めておける事が明るく思えたんですけど(^^;)
Prism | 2009.03.04(水) 12:20 | URL | コメント編集

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