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2008.10/29(Wed)

十年越しの秋に実った蔵王の果実●錦繍 (きんしゅう)

会って話したのでは伝えようもない心の傷。
14通の手紙が、それを書き尽くした。   (公式キャッチコピー)

Kinshuu01.jpg
『錦繍』

『錦繍』 新潮社公式HP

「前略 蔵王のダリア園から、ドッコ沼へ登るゴンドラ・リフトの中で、
まさかあなたと再会するなんて、本当に想像すら出来ないことでした」

運命的な事件ゆえ愛しながらも離婚した二人が、
紅葉に染まる蔵王で十年の歳月を隔て再会した。

そして、女は男に宛てて一通の手紙を書き綴る――。
往復書簡が、それぞれの孤独を生きてきた男女の過去を埋め織りなす、愛と再生のロマン。

著:宮本輝

【More・・・】

学生の頃に読んだ作品を、十年越しに読んでみました。

学生の頃にはピンと来なかった作品ですが、歳を重ねてから読むと、
やはり感じ方は変わってきました。

『錦繍』という作品は、離婚をして歳を重ねた2人の男女の、往復書簡という形式で語られます。

過去に自分の気持ちを消化仕切れなかった心のヒダが、
手紙を介してお互いの想いを吐き出すことで、2人に新たな再生の扉を開いてくれます。

付き合いが長くなれば、お互いにぶつかる事もあり、
結果として、取り返しが付かない愚かな判断をするのも人間だけど、
どん底だと思っている状況から、しなやかに再生する力を持つのも、また人間の良い所。

『錦繍』は、ドラマティックな展開も、興味を惹くミステリーもありません。
でも、2人の男女の愛情と苦しみと、再生に向けた力強い作品です。

作品タイトルの『錦繍』には、「美しい紅葉や花」という意味と、
「美しい字句や文章」という意味が込められています。

秋にピッタリの作品なので、興味がある方にはオススメです。

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