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2008.07/12(Sat)

苦く醜い恋愛も、自己陶酔のカプセルがあれば飲める●ナラタージュ

自己完結&自己中な主人公と相手に、
気持ちが入り込めるかどうかが別れ道の恋愛小説。


『ナラタージュ』

『ナラタージュ』 角川公式HP

大学2年生の春、泉に高校の演劇部の葉山先生から電話がかかってくる。
高校時代、片思いをしていた先生の電話に泉は思わずときめく。
だが、用件は後輩のために卒業公演に参加してくれないか、という誘いだった。

「それだけですか?」という問いにしばらく間があいた。
「ひさしぶりに君とゆっくり話がしたいと思ったんだ」

高校卒業時に打ち明けられた先生の過去の大きな秘密。
抑えなくてはならない気持ちとわかっていながら、一年ぶりに再会し、
部活の練習を重ねるうちに先生への想いが募っていく。

不器用だからこそ、ただ純粋で激しく狂おしい恋愛小説。

ずっと心に残る恋なら、過去ですら終わった事ではないのだと、
感じてもらえたら嬉しいです。 ―――― 島本理生


著:島本理生

【More・・・】

『本の雑誌』が選ぶ、2005年 上半期 第1位。
2006年 『本屋大賞』 第6位。

恋愛小説として話題になった作品で、文庫になっていたので読んで見ました。

・・・なんだコレ。

自分本位な恋愛であっても、当事者同士なら純愛と言えますが、
他者が関わってきた時点で不倫です。

『ナラタージュ』は、羞恥心の無い、自己陶酔の図々しさを正当化した作品で、
バカバカしい話です。

恋愛の醜さを描いた作品としてはオススメですが、作者のコメントを読む限り、
醜さを描いた意図は無いようです。

『ナラタージュ』を解説した某書評。
「胸がキュンとなる!」

・・・書評を書いたのは女子中高生?w
本を売る為の方便じゃなく、結構な歳を重ねた上で、本気で言っているとしたら、
チョット、いかがなものかと思ってしまいます。

私の文章を読んで、異論があるとお怒りの人には、秋元康の『象の背中』をオススメします。
きっと、『ナラタージュ』と同じく、絶賛されると思います。

テーマ : 恋愛小説 - ジャンル : 小説・文学

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