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2006.06/05(Mon)

他人を愛する事で自分の存在を実感する●容疑者Xの献身

犠牲を払う事が愛ではない。
犠牲と思わずに取る行動が愛である。

Yougishaxnokensin.jpg

作者:東野圭吾。
「週刊文春傑作ミステリーベストテン」第1位。
「このミステリーがすごい!」2005年発表作、読者大賞第1位。
(「このミステリーがすごい!大賞」ではない)

Konomis.jpg

「本格ミステリ・ベストテン」第1位。
第134回、直木賞受賞作品。

紹介文。

数学だけが生きがいだった男の純愛ミステリ。
天才数学者でありながら、さえない高校教師に甘んじる石神は、
愛した女を守るため完全犯罪を目論む。
石神も認める、天才物理学者の湯川は、果たして真実に迫れるか。
ガリレオ探偵湯川シリーズ第3弾。

以下、帯に書かれていた紹介コピー文。

謎解きの戦慄と物語の感動。
東野圭吾の偉大なる到達点。

運命の数式。
命がけの純愛が生んだ犯罪。

これほど深い愛情に、これまで出会ったことがなかった。
いやそもそも、この世に存在することさえ知らなかった。

男がどこまで深く女を愛せるのか。
どれほど大きな犠牲を払えるのか―――。


【More・・・】

文句なしに面白かった。

ミステリーや、謎解きが好きな自分としては、トリックの予測は立ったけれども、
どの様に「調達」するのかが解らず、時間をズラす方法を探していました。

そして、ダルマの石神が考えた全てが解った時に、石神と言う人間の純愛に、
深い感動を覚えました。

映画化するらしいけれど、相当なキャストを揃えないと、
原作の感動を映像化する事は難しそうな気がします。

宮部みゆきの『模倣犯』や、貴志祐介の『黒い家』を映像化した、森田芳光が監督するならば、
ラストを自分流に変えてしまう、スタンドプレーはご遠慮願いたいと思わせる名作です。

直木賞受賞も納得です。
というか、
1998『秘密』
1999『白夜行』
2001『片想い』
2003『手紙』
2004『幻夜』
6度目のノミネート『容疑者Xの献身』で受賞と言うのも凄いと思ったら、
落選には隠された理由があったみたいで、選考委員である『失楽○』を書いた渡辺淳○氏が、
文壇バーで、意中の娘に相手にされず、その娘が東野圭吾好きだった事で、
「人物が描かれていない」など、周囲の人は誰も思っていない理由で、落選させていたらしいです。

発言力を持った年寄りが、自分の我を通すのは老害でしかないけれど、
そこに男の嫉妬が絡んでいるから、なお始末に悪いです。

そういえば、森田芳光は最近だと『間宮兄弟』だけど、『失○園』も撮っているんだよなぁ。
自分流のラストに変え、自分の我を通す愚はしないで貰いたいですね。

・・・というか、森田芳光が監督するとは限らないですけど(笑)

この作品を酷評する人の中には、倫理的に許されない行動をした主人公を絶賛し、
直木賞を与えるのはおかしいと言う人もいるようですが、私はそうは思いません。

「感動」=「直木賞」=「賞賛」だからと言って、もし仮に現実で石神と同じ状況にあり、
同じ行動を取った人がいても、決して「無罪」にはなりません。

なぜなら、「直木賞」は「倫理上正しいかどうか」を判断する賞ではないからです。

福山雅治で、『探偵ガリレオ』連続ドラマ化した後、
『容疑者Xの献身』を映画化しそうですね。

◆追記◆
フジテレビは、福山雅治で映画化する事を決定したようです。
フジは、キムタク『HERO』系を目指すのか、
TBSの、寺尾聰『半落ち』を目指すのか・・・。

個人的には、『半落ち』の様な映像で作って欲しいが・・・。
ま、『HERO』かw


『驚愕 or 感涙?●いけちゃん と ぼく』

『泣かせる話のフルコース●感 “涙” 食堂』

『忘れがちな大切な事●犬と私の10の約束 (原作本)』

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テーマ : 推理小説・ミステリー - ジャンル : 本・雑誌

02:17  |   |  TB(5)  |  CM(2)  |  EDIT  |  Top↑

●こんにちは♪

そうですか映画化されるんですね~。
個人的に読んでしまったサスペンスの映画化って魅力を感じないんですよね(オチもわかっているし・・・)
自分の感想を読んで高い評価をしていたのにいまさらながら驚きました。
東野作品に詳しいわけではないのですが、個人的には「白夜行」が一番好きなんです。
それに比べたらこの作品の好き度はそれほどでもなかったです。
テレビドラマのガリレオは未見なので、きっと映画も見ないで終わりそうです(汗)
ミチ | 2007.10.25(木) 09:11 | URL | コメント編集

●>コメント返信

> ミチ さん

>個人的に読んでしまったサスペンスの映画化って魅力を感じないんですよね
>(オチもわかっているし・・・)

気持ちは分かりますw
ドラマは見ていますが、良くも悪くも軽いタッチで観やすいです。
でも、『容疑者Xの献身』を読んだ時の印象は、
もう少し重く静かなタッチだったので、少し心配ですね。
Prism | 2007.10.25(木) 11:24 | URL | コメント編集

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本 「容疑者Xの献身」

やはり東野圭吾さんは長編の方が合っているような気がします。 さらさらと読みやすい
2009/01/03(土) 22:51:31 | はらやんの映画徒然草

そこそこの驚きだが、感情移入はしにくい 「容疑者Xの献身」

評価:75点{/fuki_osusume/}容疑者Xの献身文藝春秋このアイテムの詳細を見る実は東野圭吾初体験。有名な作家さんだし、書店で、「すごいミステリーとすごい愛を読みたいならこれ」というようなニュアンスの宣伝文句があったので、気になって購入してみました。伏線も中々
2007/10/27(土) 23:53:52 | 平気の平左

「容疑者xの献身」東野圭吾

{/book/}「容疑者xの献身」東野圭吾 ★★★★今年一冊目の本には「このミステリーが凄い!」で堂々の1位を獲得し、他のランキングでもトップを獲得している「容疑者xの献身」を選んでみたのが大正解!特に東野圭吾のファンということはなくて「白夜行」のみに思い入れが深
2007/10/25(木) 09:07:50 | ミチの雑記帳

容疑者Xの献身

東野圭吾 著
2007/10/23(火) 17:57:00 | Akira's VOICE

神業の犯罪棋譜 「容疑者Xの献身」

容疑者Xの献身誕生日にもらった本。海外のミステリーとは違って(良い意味で)男臭さがプンプンする本でした。これが海外ミステリーなら、もうちょっとヒロインが色っぽく表現されてたんだろうなぁ。本の帯に書い
2007/05/09(水) 22:27:56 | 私の体温 彼の匂い そして日々の覚え書き
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