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2007.10/12(Fri)

現代の国のアリス●ノルウェイの森

成長して男になったアリスは、孤独と喪失感に身を横たえた。

NorwegianWood01.gifNorwegianWood02.gif
『Norwegian Wood』

『ノルウェイの森』 ウィキペディア(Wikipedia)

1987年、37歳になった主人公の「僕」は、ハンブルク空港に到着した飛行機の中で流れる、
『ノルウェイの森』を聴いて、18年前に死んだある女性のことを思い出す。

18年前の1969年、「僕」は故郷の街から上京して大学寮に住み始めた。
高校のときに唯一無二の親友キズキが自殺をして以来、
「僕」は自分の周りの世界との間に「しかるべき距離」をおこうとするようになっていた。

物事を深刻に捉えすぎず、とにかく生き続けようとだけしていた。
そんな生活の中で、「僕」はふとしたことから生前のキズキの恋人、直子と東京で再会する。

やがて二人はよく一緒に出掛けるようになり、「僕」は直子に対して思いを抱くようになるのだが、
それと同時に彼女と共にいることで「僕」は言いようのないもの哀しさに囚われてもいた。

なぜなら直子が必要としていたのは「僕」という人間ではなくて、
「誰か」でしかなかったからだった。

著者:村上春樹


【More・・・】

装丁を村上春樹自身が手がけ、
金色の帯に「100パーセントの恋愛小説」と書かれた、
赤と緑の表紙は話題となったそうです。

主人公、「僕」の語り口調は、感情表現が薄いですが、時に断定的な物言いをします。
でも基本的に行動は、あいまいな態度のままです。

結果的に、読者の数だけ解釈が存在するという作品になってて、
私はルイス・キャロルの、『不思議の国のアリス』と、
続編の、『鏡の国のアリス』を思い出しました。

『アリス・シリーズ』にも、エロスを比喩した表現がありますが、
『ノルウェイの森』は、フェ○チオなどの直接的な表現が多いです。

しかしエロスは感じても、あまり扇情的な表現ではない理性的なエロスの表現が、
『アリス・シリーズ』の、比喩的エロスの表現と、読後感が似ていました。

読んだ時の精神状態や、人生経験によって、
味わいが変わる作品の様な気がします。

文庫版で発売され、村上春樹の入門書的位置付けらしいので、
気になる方は、一度読んでみると良いですよ。

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