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2008.06/25(Wed)

熱い心を開く 冷たい鍵●扉は閉ざされたまま (原作小説)

一番の謎は動機。


『扉は閉ざされたまま』

密室殺人、完了。
完璧に騙せたはずだった。
ただひとりの女性をのぞいては・。
緊迫した攻防をシャープに描く、“同窓会”ミステリー。

照明は、点けたままでいいのだろうか?
暗くなっていく時間帯に、入浴時に部屋の照明を消すだろうか。
消さない、というのが伏見の結論だった。
照明のスイッチには手を触れずに、再びドアノブを握った。ゆっくりと引いた。
どん、と音がしてドアが閉まる。
・よし。
伏見は一人うなずいた。

久しぶりに開かれる大学の同窓会。
成城(せいじょう)の高級ペンションに七人の旧友が集まった。
〈あそこなら完璧な密室をつくることができる〉

当日、伏見亮輔(ふしみりょうすけ)は客室で事故を装って後輩の新山を殺害、
外部からは入室できないよう現場を閉ざした。
何かの事故か?
部屋の外で安否を気遣う友人たち。

自殺説さえ浮上し、犯行は計画通り成功したかにみえた。
しかし、参加者のひとり碓氷優佳(うすいゆか)だけは疑問を抱く。
緻密な偽装工作の齟齬(そご)をひとつひとつ解いていく優佳。

開かない扉を前に、ふたりの息詰まる頭脳戦が始まった……。

<著者:石持浅海のことば>
「鍵のかかった扉を、斧でたたき壊す」
本格ミステリの世界にはよくあるシーンです。
「そうではない」話を書こうと思いました。

閉ざされた扉を前にして、探偵と犯人が静かな戦いを繰り広げる。
この本に書かれているのは、そんな物語です。
対決の立会人はわずかに四人。
あなたが、五人目です。
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テーマ : 推理小説・ミステリー - ジャンル : 本・雑誌

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